2025/01/24 10:00
こんにちは
前のブログで【ザガイン】を紹介しましたが今回はザガイン州に有る【モンユワ町】を紹介します。
ミャンマー中部のザガイン地方にあるモンユワ町は、古都バガンとはまた違った魅力を持つ仏教遺跡が点在する、静かで落ち着いた町です。マンダレーから西へ約160km、エーヤワディー川の支流チンドウィン川の東岸に発 達したモンユワは人口約20万人、ザガイン地方域最大の都市だ。
ミャンマーの内陸部でもモンユワは特に 暑い土地だといわれている。雨季入り前の4、5月には最高気温が40℃を超えることも 珍しくない。また雨季にはしばしばチンドウィン川の氾濫で、洪水に見舞われることも ある。
チンドウィン川と時計塔ロータリーに挟まれたエリアには、モ ンユワ市内で最大の仏塔シュエズィーゴォン・パヤーやマーケッ ト、バス会社のオフィスなどがあり、1日中にぎやかだ。特にシュ エズィーゴォン・パヤーは、夜になるとライトアップされ美しい。
シュエズィーゴォン・パヤー 【Shwe Zy Ghong Paya】
モンユワ市内にある大きな仏塔。19:00になると境内がライト アップされ、黄金の塔が神秘的 な輝きを放つ。境内にいくつか あるホールのひとつは、2階が 小さな仏教博物館になってい る。仏陀が悟りを得る際のエピ ソードをモチーフにしたジオ ラマや、さまざまな様式の仏像 が並べられている。
タウンボッデー寺院 【Thanboddhay Temple】
特異な外観で異彩を放っている1939年建立の寺院。広い敷地 内にたくさんの建物が並んでいるが、中心になるのは針山のよう に塔が林立した本堂。その内部には58万体を超える大小さまざま な仏像が置かれており、壁も小さな仏像で覆われていて一見の価 値がある。柱で細かく仕切られた部屋ごとに、天井の明かり取り の窓から光が差し込み、神秘的な雰囲気だ。
本堂の隣には回廊に囲まれた池があり、魚がたくさん泳いでい る。池の脇では皿に盛った豆やクッキーを魚の餌に売っている。
敷地内に高い塔もあり、らせん 階段を伝って上まで上れるよ うになっている(男性のみ。女 人禁制)。塔の上からは周囲に 広がる緑の平原が美しく眺め られる。なお、階段の頂上付近 には、天井が極端に低くなって いる所があるので注意。
シュエターリャウンとレーチョン・サチャー・ムニ 【Shwe Thar Lyaung & Lay Kyun Sae' Kyar Muni】
近くで見ると大迫力
タウンボッデー寺院から車で約15 分。小高い丘の上に巨大な仏像が見え てくる。この丘に広がる村がボディ・ タタウンBodi Tataungだ。村にたど り着くと、ひときわ目立つ塔の周りに は約1万体の仏像が並ぶ。この塔は、 仏像を置く敷地確保のために周囲を 伐採していた際、1本だけどうしても切れない木があり、これは 聖なる木に違いないとその木を覆うように建てられたという。
優雅に横たわる寝仏はシュエターリャウンと呼ばれ、全長 111m、幅10m以上。内部には、仏陀が悟りを開くまでのエピソー ドが展示されている。その後ろにそびえ立つ仏像がレーチョン・ サチャー・ムニで、高さは115.8m、台座を入れると129.2m。鎌倉 にある大仏の10倍ほどの高さを誇る。これだけ高い仏像を造った のには、世界を広く見渡して平和と安寧を守る意味が込められて いるという。仏像の外観 はできあがっているが、 内部はまだ工事中。ただ し一部は開放されてお り、仏教や仏陀に関する 展示が見られる。完成時 には、28階建ての20階 までエレベーターで上が れるようになる予定。
ポーウィン山 【Pho Win Taung】
モンユワからフェリーに乗ってチンドウィン川を渡り、川沿い の集落を抜けて乾燥した大地をひたすら走ると、やがてボーウィ ン山に着く。この死火山は、たくさんの洞窟寺院があることで知 られている。麓から参道を上っていくと、岩肌にたくさんの穴が 開いているのが見えるが、その中はすべて仏像が収められた小寺 院。ほとんどが人工の洞窟で、なかには明らかに入口よりも大き な寝仏が横たわっている穴もあって驚く。これは外から入れたの ではなく、仏像と壁の間に継ぎ目がないことからわかるように、 仏像の形を残すように掘り進められたもの。壁画は17~18世紀 のものが多いが、なかには13~14世紀のインワ王朝時代の仏像 が残された洞窟もあり興味深い。内部は暗い所もあるので懐中電 灯があると便利。また、ポーウィン山の麓にはシュエ・バ・タウ > Shwe Ba Taungという岩窟寺院もある。ひとつの大きな砂岩を 長い年月をかけて 掘り抜いたもので、 ここにも入口よりも 大きな仏像が中にあ る。この寺院が造ら れたのは18世紀以 降と比較的時代が 新しいので、ヨーロ ッパ風の装飾も見る ことができる。ポー ウィン山行きのピッ クアップで行ける。photo : Crd
おわりに
バスターミナルは町の中心から3kmほど離れている。町の中心 にはロータリーが200mほど隔ててふたつあり、ひとつには時計 塔、もうひとつにはアウンサン将軍像が立てられているので、町 歩きのよい目印になる。 町の人々の暮らしを垣間見ることができ、ミャンマーの文化に触れることができます。 また興味がありましたら、ミャンマーに関することを配信しております。SNSもみていただけると幸いです。それでは次回まで。 X（旧ツィッター）：https://twitter.com/sonetwetthi Youtube：https://www.youtube.com/@sonetwetthi/shorts TikTok：https://www.tiktok.com/@sonetwetthi メルカリ：https://mercari-shops.com/shops/tbyBJVEpM4P3ab3B7wbPR4?in_stock=true&in_dual_price=&order_by=
