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2024/07/05 14:00

ミンガラーバー。世界には、国ごとに衣装があるぐらい衣裳には、「歴史」「文化」「風習」など独特の良さを感じ取れます。
中でもミャンマーを訪れたら、活気あふれる色彩と独特なデザインの服装に目を見張ることでしょう。ここでは、ミャンマーの伝統衣装から現代的な服装まで、その魅力を存分に紹介していきます。

伝統衣装のロンジーとは?!

ミャンマーの伝統衣装といえば、男女問わず着用される「ロンジー」です。筒状の布を腰に巻きつけて着用するシンプルなスカートで、その種類とデザインは実に豊富です。

ロンジーの特徴

パソー: 男性が着用するロンジー。腰に巻きつけ、前を結ぶのが一般的です。フォーマルな場では、絹製で派手な柄の「ヤンジーパソー」を着用することが多いです。

タメイン: 女性が着用するロンジー。腰に巻きつけ、前を折りたたんで胸元で留めます。ビルマ族女性が着用する代表的なタメインは「アチェイタメイン」と呼ばれ、伝統的なアチェイ柄と呼ばれる波模様が特徴です。
ロンジーについては、日本人の皆さんにもわかりやすい動画を紹介しています。
ぜひ、こちらも見てください。


ロンジーには、無地から鮮やかな柄物まで、その種類は豊富です。柄にはそれぞれ意味が込められております。
例えば:
・アチェイ柄: ビルマ族の代表的な柄。生命力や繁栄を象徴します。
・龍柄: 少数民族のロンジーに見られる柄。力強さを表します。
・花柄: 女性用のロンジーによく見られる柄。華やかさを演出します。
・幾何学模様: 伝統的な柄だけでなく、近年はモダンな幾何学模様を取り入れたロンジーも人気です。

多民族国家のさまざまな民族衣装


シャン族:緑と赤を基調としたストライプ柄のロンジーが特徴です。
カレン族:首に金属製の輪をつけた「首長族」として有名。女性は赤、黒、青などのビーズを装飾した独特な衣装を身に着けます。
チン族:男性は腰巻きとターバンを着用。女性は筒状のスカートと上着を着用します。
ラカイン族:女性は鮮やかな色の布を巻きスカートのように着用。頭にはターバンを巻きます。

これらの民族衣装は、それぞれの民族の文化や歴史を色濃く反映しており、見ているだけでも楽しめます。

おわりに

近年、ミャンマーではTシャツやジーンズなどの西洋風の服装も広く普及しています。特に都市部では、若者を中心にカジュアルな服装をしている人をよく見かけます。オリジナルのロンジーファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか?

しかし、寺院や政府機関を訪れる際は、肌の露出を控えた服装をすることが求められます。女性の場合は、ロングスカートやスカーフを着用するのがおすすめです。